今年のゴールデンウィークは、実質的に10連休となりました。 (正式には、途中1回だけごく短時間の勤務が入りましたが。) 長い連休の記録を取るのは又しても10年振りとなります。 さて、どうなりますことやら。
ゴールデンウィーク1日目。 前日、というか今朝の就寝は午前5時前後だったのだが、約1時間後には早くも目が覚めてしまった。 実は連休後に健康診断が予定されているので、それに備えて数日前から酒を控えているのだが、そうするとこのように短時間で目が覚めてしまう事になる。 数時間後にはまた眠くなるのが目に見えていたので、そうなる前にインターネット経由でラジオ外国語講座のストリーミングを聴取。 独伊西の応用編は再放送。 スペイン語講座は受動的に聞き流しているだけなのだが、講師の解説がとても丁寧なのと、フランス語やイタリア語からの類推もあって、まるで分かるようになったかのように気分になれる。
ラジオ講座を聞いた後は、部屋の掃除とベッドパッドの洗濯。 小雨が降っていて日中なのに薄暗いため、床のほこりが良く見えない。 適当にはたきと掃除機をかけ、きれいになった事にする。
予想通り、昼食後に猛烈な眠気が襲ってきたので素直にベッドに入る。 2時間弱で目が覚めたが、一瞬もう30日の朝かと思って少々焦った。 コーヒーを一杯飲んでから、思い立ってこのページの作成を始める。
ゴールデンウィーク2日目。 所用のため隣県まで車で往復する予定だったが、その必要がなくなったので、空いた時間を趣味のプログラミングに当てて過ごした。温度、照度、湿度等の室内センサと、学習リモコンおよび声素材を組み合せてスマートスピーカ的な物を自作中。よく言われているように、エアコンの赤外線リモコンはかなり複雑なプロトコルを使用しているようで、学習できる機種とできない機種がある事を再確認する。
夕食後、電気照明を落とした部屋でアロマキャンドルを点し、Eddie Jobsonのアルバム「Theme of Secrets」を聞いてリラックス。音楽のみ/画像なしのディスクメディアを、リビングルームのプレーヤーで再生するのは久し振りだ。
ゴールデンウィーク3日目。ホームセンターに出向いて室内小物数種を物色する予定だったが、小雨も降っていて何となく気が乗らなかったので、今日の所はパスする事にした。 特に急いでいるわけでもないし、何かの機会に便乗して少しずつ揃えればいいか、ぐらいの感じ。
正午近く、定期購入している浄水機フィルターが宅配便にて到着。 今回は特別に、5年に1回のペースで提供される浄水機本体パーツも同梱されていた。 早速交換してみるが、正直言って水の味の違いは良く分からない。 人によっては「カルキ臭が減った」と感じるらしい。
その後、更に別の宅配便でキーボードスライダーが到着。 これまでは書き物机の天板上にキーボードを直接置いて使っていたので、キートップの位置がやや高過ぎるという問題があったが、今回導入したキーボードスライダーによって、高さが約13cm低下した。 また、不使用時のキーボードは天板の下にスライド収納可能なので、デスクトップ上に手書き作業用の広い平面が確保できるようになった。
このキーボードスライダーは工作精度がやや甘い部分もあるような気がするが、運用でカバーできる範囲内ではあるし、価格を考えると妥当な買物だったと思う。
ゴールデンウィーク4日目。 午前中は特に何をするでもなく過ごす。
昼頃にチョコクロワッサンで軽く食事。 しばらくベッドでゴロゴロした後、シャワーを浴びてから車で千葉市へ。 ちょっと買物しようとデパ地下を訪れたら、想像以上に混み合っていた。 全員がマスクをしている事を除けば、コロナ流行以前と変わらない風景に見えた。
ホテルにチェックイン後、ついビールを1缶。 最近寝不足が続いていたのと、高速道路運転で緊張が溜っていたのか、飲み終わってすぐに一度寝入ってしまった。 最近は学会や国際会議がほぼすべてオンライン化されたので、ここしばらくは出張業務を経験していない。したがってホテルに宿泊するのも久し振りだ。
ゴールデンウィーク5日目。DIC川村記念美術館を訪れる。
数か月前に話を聞き、一度行ってみたいと思っていた場所。 実際に訪れてみると、敷地面積もコレクションの規模も予想を遥かに上回っていて驚いた。 広大な庭園や各種設備も充実しており、私立美術館であるとはちょっと信じられないくらいの規模。 ネットで情報を調べてみたところ、DICは顔料やインクを製造・販売している会社とあったので、それで絵画と結び付くのかと納得した。
コロナ対策のため入館にはあらかじめ予約が必要で、しかも時間ごとの入場者数にも制限があったのだが、それでもかなり多くの訪問者が来ていた。 東京駅から無料の送迎バスが出ているくらいなので、近隣地域の人にとってはゴールデンウィーク中の訪問先として魅力的なスポットなのだろう。
一通りの見学後、売店にて今回の企画展にちなんだ絵柄のマグカップを購入。 帰宅後にさっそく使ってみたが、今後メインで使用するカップになりそうな予感。 大事に使おう。
一昨日に設置して一度は評価したキーボードスライダーだが、今日になっていくつか不満が出てきた。
結局今日は、キーボードを机の上に戻してこの原稿を入力している。 今後どのように解決するのがいいか、もう少し考えなければならないようだ。
ゴールデンウィーク6日目。今日はクローゼットを整理した。
同じ住居に長く住んでいると、空間の使い方に段々と無駄が出てくるものだ。 という訳で、衣類と荷物を分類し直して再配置してみた。 言ってみれば、現実物理空間におけるデフラグあるいはガベージコレクション。
実際に実行して分かったのは、「やればそれなりに効果が出る」という事だ。 分散して収納されていた消耗品を統合し、不要な物品を廃棄したところ、寝室のクローゼットはほぼ空になった。 すっきりして、見ていて気持ちいい。 でも多分、またすぐに荷物で埋まってしまうのだろうな。
ゴールデンウィーク7日目。楽器類を処分。
数日前の日記で予告した通り、最近演奏しなくなっていた楽器およびアクセサリー類をまとめてセカンドハンドショップに持ち込んだ。 処分に先立ち、最近弦を張っていなかった12弦ギターには新たに弦を張り、他の楽器も改めて調弦を済ませた。 結局、所有していた弦楽器のうちの約半数を売却。 エレキギターはリアピックアップが反応しなかったので二束三文になったが、それ以外はまあまあの評価額が付いたと思う。 しばらく演奏していなかったとは言え、毎日目の届く場所に置いてあった物が消えてしまうのはやはり寂しい。 新しい所有者の下で充実した第2の楽器人生を送って欲しいものだ。
今日は勤務日。 と言っても定例のオンライン・ミーティングが1件あるのみで、他には特に急ぐ用事なし。 連休の谷間でもあるし、世間的にも今日は休みの所が多いのではないだろうか。 テレワークで最低限の勤務時間をこなし、定時に仕事を終える。
終業後の夕方まだ明るいうちに、近所のドラッグストアまで徒歩で買物に。 道の途中には大学病院に隣接した木立ちがあるのだが、この季節は毎年ここでウグイスの声を聞く事ができる。 今日も聞こえたのだが、この森に住んでいる一族はどうもあまり歌が上手な家系ではないらしい。 「ホーホケッキキ、ヨ」のように、最後の部分が少し吃るような感じだ。 あるいはそういう芸風なのか。
禁酒すると甘い物が食べたくなる。 というわけで、ドライフルーツ入りのパウンドケーキを追加購入。 洋酒使用と書いてあるが、この位なら許されるだろう。
連休penultimate。
洗濯と掃除を済ませた後、運動不足解消のため徒歩で片道30分かけて市内のショッピングモールへと向かう。 降水確率40%の予報が出ていたので折り畳み傘を持って行ったが、結局使わずに済んだ。 特に買いたい物があったわけではないが、せっかく来たのだからと100円ショップと電気店で小額の雑貨類を購入。 帰宅後に万歩計を見たら8,240歩となっていた。 両足の裏に多少の疲労感。
連休最終日。 雲が多く青空は見えないが、それでも5月の風は爽やかで気持ちいい。 暑くもなく寒くもなく、平穏な大型連休の最終日に相応しい天気だ。
時間ができたときに少しずつ進めてきた文庫本の自炊が、ちょうど今日終わった。 本棚の奥に押し込められ、外からは背表紙が見えていなかった文庫本の中には、買った事は覚えていても内容を全然覚えていない物も何冊かあった。 間違って再購入しないように覚えておかないと。
今回の荷物整理でだいぶ室内がすっきりしたが、まだまだ捨てられる物はありそうだ。 たとえばベランダ菜園関連の用具。 入居当初はちょっと凝って色々と購入したが、マンション大規模修繕時に一度ベランダを空にする必要が生じてからは、仕舞ったきりになって使っていない。植木鉢など嵩張る物が多いので、今後処分してスペースを有効利用しなくては。
夕方、昨日に引き続き片道30分のウォーキング。 自宅からの距離は昨日とほとんど同じはずなのだが、帰宅後の万歩計には6,143歩と表示されていた。 目的地までの往復以外に、目的地内部でどれだけ歩き回っているかの違いが大きいという事のようだ。
さて、今回の大型連休もこれで終わり。 最近はテレワーク続きだったので、以前ほどの連休感はなかったかもしれない。 オフィスに出勤しないと、食事やシャワーの時間も乱れがちだ。 ただ、資料を読んでいる時に他人の話し声が聞こえて来ないのはとても助かる。 仕事中に耳栓やノイズキャンセリングヘッドフォンを装着しないで済むので、耳が痛くならない。
明日からはまた通常のテレワーク。 そして今月末には誕生日。 果たして10年後は、また連休日記を書く事になるだろうか。